スペインの紡績業は2014年に2%から3%成長する見通し

　　スペイン.アパレルと家庭用織物業は2007年の経済危機から衰退を続け、20%近くの店が閉鎖され、売上高は30%減少し、本年の景気は回復し、前年同期比1.6%成長した。スペイン織物・部品商業会は西国全体の景気回復を見て、スペインは7年の景気後退を経て、2014年には2-3%成長すると予想している。さらに、スペイン財務省は現在18%の営業増値税を引き下げて景気を促進するよう呼びかけている。

同会の年報データによると、昨年のスペイン織物商業総売上高は3・78%減の158億5000万ユーロだったが、下半期から成長を見せ始めた。経済危機前の景気とは比べものにならない成長幅で、当時の売上高は220億ユーロに達したが、スペインの経済危機谷底が見えてきたが、今はゆっくりと回っている。

昨年は152店が閉鎖され、店舗総数は6万店に満たなかったが、2006年の店舗数は7万店を超えたのに対し、織物ビジネスの就業人口も18万6005人に減少し、2.11%減少した。昨年の家庭消費の織物類への年間支出は2006年より744ユーロ減少し、1109ユーロに減少した。中国人観光客のスペインでの平均消費の半分にも及ばない。

昨年の外国人観光客のスペインでの消費額は中国人がリードし、日本人と米国人の順だった。その中で服飾品の購入費用の約3分の2を支出し、その次の支出はジュエリー時計類で、電子製品は3.5%を占めた。購入を主とする観光客は、税金還付の統計を通じて45%の消費がカタルーニャ地域に集中していることが分かった。36%がマドリード、8%がMガリラガ、2%がBaleares、Alicante、Valenciaの3地域にそれぞれある。

消費場所については、30.9%の観光消費が専門チェーン店に集中し、24.3%がスーパーマーケット、19.9%が多ブランド店、15.1%が滞貨センター、9.8%がデパートにある。